口臭の原因は歯周病? 原因や対策について解説 perio column 6
自由が丘にある歯医者【nicoキッズデンタルクリニック自由が丘】です。
「歯みがきしたのに口が臭う」「口臭を指摘された」「マスクを外して話すのが怖い」など、口臭が気になったことはありませんか?
口臭でお悩みの方は、周りから不快な目で見られる心配や、人間関係に支障が出ないかなど、ストレスを感じています。
口臭の悩みはデリケートな問題で相談がしづらいこともあり、ひとりで悩んでいませんか。口臭に対する不安やストレスがなくなると、自信を持って毎日を過ごすことができます。
今回は口臭について解説します。ぜひ参考にしてみてください。
口臭の原因
口から吐き出される息のにおいが、社会的許容限度を超えるものを総称して口臭といいます。一口に「口臭」と言っても、原因はさまざまです。普通に生活していれば誰にでも起こりうる口臭もあれば、早急に治療が必要となる口臭もあります。
病的口臭
何らかの病気が原因で起こる口臭のことを病的口臭といいます。原因となる病気は、歯周病や虫歯などによるお口の中の病気、消化器や呼吸器の病気、副鼻腔炎(蓄膿症)などの全身の病気の2つに分かれます。病的口臭は、原因となる病気の治療を受けることによって症状が改善します。
生理的口臭
病的口臭などの特定の原因ではなく、日常生活の中で起こる口臭のことを生理的口臭といいます。睡眠中や起床直後、空腹時のように口の中が乾燥している時に起こりやすくなります。誰にでも起こり、特に治療の必要がない口臭です。
食品由来口臭
臭いの強い食材を食べた後や、お酒を飲んだ後で起こる口臭のことを食品由来口臭といいます。食べ物の消化の際に染み出たにおい成分が、息となって肺から外に排出されることで起こります。食品由来口臭は、摂取後の一時的な現象のため、時間がたてば改善されます。
歯周病になると口臭が悪化する?歯周病セルフチェック
毎日歯みがきをしていても口臭がはっきりとわかってしまう場合だと、歯周病などの口臭悪化の原因が隠れている可能性があります。歯周病は、歯周病原細菌により炎症を起こし、歯周ポケットを深くしてしまいます。歯周ポケットは口腔内のさまざまな細菌のすみかとなります。歯周ポケットで増殖を繰り返す細菌の中には、硫化水素やメチルメルカプタンといった物質を作り出す種類が存在し、これらの物質が歯周病における口臭の原因となります。歯周病の進行が進むと、一般的には「腐った卵」「腐った玉ねぎ」「生ごみ」のような臭いが発生すると言われています。
<まずは歯周病の可能性をセルフチェックしてみましょう>
- 歯ぐきからよく出血する
- 歯ぐきがよく腫れる
- グラグラしている歯がある
- 歯と歯の間によく食べ物がはさまる
- タバコをよく吸う
- 歯医者は痛みがある時にしか行かない
当てはまる項目が多いほど、歯周病が進行している可能性が高くなります。歯周病は痛みが出ていなくても進行します。少しでも気になる場合は、早めに歯科医院で検査を受けることをおすすめします。
歯周病による口臭対策
歯周病による口臭をしっかりと治したいのであれば、歯科医院で歯周病を治療することが必要です。症状により治療方針は異なりますが、基本的な治療としては歯周病の原因となる歯垢や歯石を除去することです。市販されている口臭対策グッズで対策をするという方法もありますが、これはその場しのぎにしかなりません。なぜなら、口臭対策グッズを使用しても、原因となっている歯周病を治療することはできないからです。原因が残っている以上は、ほんの一時的な解決にしかなりません。軽度の歯周病であれば、しっかりと歯みがきを続けることで治るケースもありますが、歯周病が進行すると頑固な歯石の除去、歯ブラシでは届かない歯周ポケット内の掃除、噛み合わせの調整などの治療が必要になります。歯周病は歯科医院への定期的な通院も大切ですが、ご自宅でのケアも重要なポイントになります。自己流ではなくご自身にあったブラッシング方法をお話させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。
自由が丘で歯医者をお探しなら【nicoキッズデンタルクリニック自由が丘】までお気軽にお問い合わせください。