審美歯科 aesthetic
審美歯科とは
審美歯科とは、歯の美しさや見た目を向上させるための治療のことです。
歯の色や形、歯並びの悩みを解消し、魅力的な笑顔を手に入れるために行われます。
例えば、むし歯の治療では、以前は削った部分に銀色の詰め物や被せ物を使用するのが一般的でしたが、銀歯は金属アレルギーのリスクがあり、見た目もよくないというデメリットがありました。しかし最近では、セラミックなどの素材を使った詰め物や被せ物を使用し、天然歯のような自然な美しさを実現する方が増えています。
また、歯の茶色い着色や変色が気になる場合には、ホワイトニングで白くすることもできます。
審美歯科では、見た目だけでなく、患者さまの噛み合わせや咬合のバランスも考慮しながら治療を行いますので、美しい笑顔を実現するだけでなく、快適な噛み心地やお口全体の機能も向上させることができます。
・詰め物・被せ物～保険と自費の違い～
保険診療
保険診療では、患者さまが加入している健康保険組合から一部補助を受けることができます。治療費の約3割を患者さまが負担し、残りの約7割が健康保険から支払われます。
ただし、保険診療では国で定められた治療方法や材料のみが使われるため、必要最低限の機能回復はできますが、見た目や機能にこだわる方には満足のいく治療とは言えない場合もあります。
種類：CAD/CAM、コンポジットレジン（白いプラスチック）、パラジウム合金（銀歯）
自費診療
自費診療では、保険の制約を受けずに治療が行われます。審美性や機能性を重視した治療が可能であり、より高品質な材料や技術を使用することができます。
自費診療では、主にセラミックなどの美しい見た目を実現する素材を選ぶことができます。しかし、保険が適応されないので費用が高額になる可能性もあります。
種類：セラミック、ジルコニア、メタルボンド、ゴールド
当院のセラミック治療
オールセラミック
特徴
全てをセラミックで作成する詰め物・被せ物です。天然歯に非常に近い自然な見た目を持ち、耐久性が高く金属アレルギーの心配もありません。審美性を向上させるだけでなく、長期的に利用できる治療法です。光の反射も自然であり、美しい輝きを放ちながら長期間使用することができます。
メリット
- 自然な見た目：天然歯のように透明感があり自然な色合いで、他の人から詰め物や被せ物と気づかれにくい自然な仕上がりです。
- 耐久性：強度が高く、長期間の使用にも耐える頑丈さがあります。
- 金属アレルギー対応：金属を使用していないため、金属アレルギーの心配がなく、安心して治療を受けることができます。
デメリット
- 割れやすい：オールセラミックは強度が高いですが、他の素材と比べて割れやすい性質もあります。過度な力や噛みしめる癖に注意が必要です。
- 費用：高品質な素材を使用するため、他の素材に比べて費用が高額になることがあります。
ハイブリッドセラミック
特徴
セラミックとレジンを組み合わせて作成する詰め物・被せ物です。セラミックの美しさと耐久性を活かしながら、強度や加工のしやすさなど他の素材の特徴も備えています。完全なセラミックではないので長期間使用していると透明感やツヤが低下してくる可能性もあります。
メリット
- 自然な見た目：天然歯のように透明感があり自然な色合いで、他の人から詰め物や被せ物と気づかれにくい自然な仕上がりです。
- 費用：ほかのセラミックに比べると安価な場合が多い。
- 割れにくい：通常のセラミックよりも柔らかく割れにくいため、噛み合う歯を痛めることがありません。
デメリット
- 審美性：オールセラミックに比べると変色やツヤの低下が起こります。
- 耐久性：オールセラミックに比べると強度が少し劣ります。
ホワイトニング
特徴
ホワイトニングは、歯の色を明るく美しくするための治療方法です。
コーヒーや紅茶の摂取、タバコの喫煙、食品の色素などが原因で、歯が黄ばんでしまったり、くすんでしまったりすることがあります。ホワイトニングは、そうした着色や変色を取り除き、白く輝く歯を取り戻すための治療です。
歯は削りたくないけど、もっと白くしたい…そんな方におすすめです。