歯周病を放置するとどうなる?さまざまな悪影響について perio column 4
自由が丘の歯医者【nicoキッズデンタルクリニック自由が丘】です。
歯周病は「国民病」とも呼ばれるお口の病気で、歯が抜け落ちる原因にもなったり、全身の健康にも影響を与えることがある恐い病気です。そこで今回は、歯周病を放置するとどんな悪影響があるのかについて詳しく解説していきます。
歯周病の症状とは
歯周病は主に歯や歯ぐきの周りの病気です。歯磨きが不十分だったり、歯と歯ぐきの間に溜まる「プラーク(歯垢)」という汚れの中の細菌が原因で起こります。初期段階では痛みなどの自覚症状が少なく、気付きにくいのが特徴です。
以下のような症状がある方は歯周病の可能性が高いです。
- 歯磨き時に血が出る
- 歯ぐきが腫れる
- 歯と歯の間に隙間ができた
- 口の中がネバネバする
- 歯がグラグラする
- 口臭が気になる
- 硬いものが食べにくい
- 歯が冷たいものでしみる
どの症状も比較的小さな違和感かもしれませんが、「そのうち治るかな」と放置すると症状が悪化してしまう可能性があり、最悪の場合、歯が抜け落ちてしまいます。このような違和感を感じたらすぐに歯科医院でチェックを受けることが大切です。
歯周病を放置するとどうなる?
歯周病を放置し続けると、お口の中だけではなく全身に細菌が広がっていく可能性があります。
細菌が全身に広がる
歯周病が進行すると、歯ぐきから細菌が血液を通じて体の中に広がっていきます。通常、私たちの身体は細菌を撃退しますが、細菌の死骸の中の毒素が全身に広がることで健康に悪影響を及ぼします。
気管支や肺へ細菌が入り込む
高齢者の場合、食べ物や飲み物を誤って肺に吸い込むことがあります。歯周病菌が気管支や肺に入り込むと誤嚥性肺炎の原因となることがあります。これは肺の感染症で、咳、熱、呼吸困難などの症状を引き起こしてしまう可能性があります。
全身疾患の発症や悪化
歯周病菌が全身に広がることで様々な全身疾患に影響を与える可能性があります。例えば、心臓病や脳卒中、糖尿病などの症状を悪化させることが多くの研究で明らかになっています。
歯周病で歯を失ってしまったら
歯を失ってしまうと、元には戻りません。抜けた歯を補う治療法としては、取り外し可能な入れ歯、隣の歯を支えするブリッジ、顎の骨に埋め込むインプラントなどがあります。歯周病の進行を防ぐためにも、定期的な歯科検診と適切なケアが大切です。
歯周病は早期発見・早期治療が大切
歯周病は、進行すると様々な症状を引き起こし、最終的には全身の健康にも影響を及ぼします。そのため、歯周病を防ぐためには予防と早期発見・早期治療がとても重要です。歯周病をチェックする際は、歯ぐきの出血や歯と歯ぐきの間にできる「歯周ポケット」と呼ばれる隙間の深さをチェックします。この歯周ポケットが深い(4mm以上)場合、歯周病が進行している可能性が高いです。特に、45歳以上の方では歯周ポケットが深い方が過半数を占めることが多いため、早いうちからの予防や治療がとても大切になります。
自由が丘で歯周病治療なら【nicoキッズデンタルクリニック自由が丘】へ
いかがでしたか?「あれ?最近歯ぐきから血が出るな…」などの違和感を感じたら、それは歯周病のサインかもしれません。そのような小さな変化を見逃さず、早めに歯科医院でチェックしてもらいましょう。早期発見で歯周病を防ぎ、健康なお口の中を保つことができます。
歯周病治療をお考えなら、自由が丘にある歯医者【nicoキッズデンタルクリニック自由が丘】までお気軽にご相談ください。